ベースキットとは鉄道模型のジオラマを製作する時の基礎部分のことを指します。模型メーカーが販売しているのは主にベニヤ板製のパネルや発泡スチロール製のものがあり、固定式ジオラマを作るには絶対に欠かせないものといえます。
ベースキット上にジオラマを製作する場合、ただ線路やストラクチャーを置くだけではなく、ポイントや電源用の配線の事を考える必要があります。ベースキットに穴をあけて配線を通すのが一般的です。また、コントローラーを固定する場合もあります。
鉄道模型は置き場所の確保が課題ですが、固定式ジオラマの場合、車両を取り除いた後は壁に立てかけておくことが出来ます。発泡スチロール製のベースキットならその軽さを活かして天井に吊るすという保管方法もあるので、工夫次第で邪魔にならずに済みます。
市販品のベースキットではイメージに合わないという人は自作するという選択肢もあります。固定式ジオラマを製作できる程の強度があれば材質は問いません。必要であれば手作りで用意するのも鉄道模型の楽しみのひとつなのです。