鉄道模型の世界におけるフライホイールの役割は、集電効率を高めるための補助装置になります。鉄道模型では線路を流れる電気を動力車両の車輪から得て、その電気を使ってモーターを動かすことで動くことができるようになっています。
しかし、カーブやポイントの部分、低速走行時には車輪の回転時にわずかに隙間があいてしまい集電の効率が悪くなってしまった結果、ぎこちない動きになってしまったり、停止してしまうような原因になることがあります。
こういったときにフライホイールが付いていると集電の補助をしてくれます。そのために接続不良で電気が流れなくなった結果、動きがぎこちなくなるようなことは少なくなります。フライホイール付きの鉄道模型は低速走行時に威力を発揮します。
フライホイール付きだと集電性能が高いので、なめらかな動きが可能になります。もともと低速走行をさせたいような市電や入れ替え用の車両には欲しい装置です。最近の新しい鉄道模型には、動力車に標準的に付いています。