鉄道模型の車両は家庭用の電気で動きます。模型用のレールから伝わった電気で動力車のモーターが作動するのですが、レールに電気を通す役割のある機器をフィーダーといいます。フィーダーは電源でもあるコントローラーから線路に電気を通す重要な機器です。
昔の鉄道模型はレールに直接はんだ付けで配線を接続し、そこから電気を通していました。しかし、はんだ付けの作業は火傷をしたり配線を間違える事があるため、現在では工作の必要が無いフィーダーの接続が主流になっています。
フィーダーにも色々な形状があり、線路についている差し込み口を利用するものや、線路その物がフィーダーの役割を持っているものもあります。どちらも鉄道模型の景観を壊さない工夫がされていて、特に線路型の方は加工の必要すらありません。
かつては鉄道模型を楽しむには電気の知識が必要と言われていて、そのために愛好者がなかなか増えませんでした。しかし今では、電気の知識が無くても車両を簡単に走らせることが出来るまでに簡略化され、誰でも気軽に鉄道模型を始めることができるのです。