鉄道模型を動かしていくのに欠かせないのが動力車です。この動力車は、走行性能と牽引性能のどちらを重視していくかによってギア比が変えられている。これは、一般の鉄道と全く同じで同じ電流でもギア比の小さい方が高速性能になる。
鉄道模型でも、高速性能が求められるような車両、例えば新幹線や一般の電車車両などには高速回転できるようなギア比が組まれている。こうすることで車両そのものがためらかに高速走行できるような性能になっている。
一方で、鉄道模型の中でも客車や貨物をけん引するような機関車には、重量のあるものを牽引することができるようにギア比を落としてトルク重視の設計になっている。こうすることで重量物のあるものでも牽引することができる。
特に少し昔の車両は金属でできているものが多く、そのために重量が重い。こういった時代の機関車には低いギア比が用いられているので高速走行はできない。新しい車両は軽いプラスチック牽引なので速さ重視になっている。