鉄道模型にはいろいろな縮尺の規格がありますが、その中で最小のものはTゲージです。これは、軌間というレールとレールの幅が3mmしかないもので1/450スケールという縮尺ですが、模型車両が走行することができるものです。
これだけ小さな鉄道模型ですから、レールを敷いて列車を走らせるのに広いスペースを必要としないので、住宅事情の悪い日本でも手軽に鉄道模型を走らせて楽しむことが出来ます。ジオラマを製作しても机の上に収まるほどです。
Tゲージの車両はとても小さくて軽いので、そのままではレールの上を走らせているだけでも脱線してしまいます。そこで、車両には磁石が取り付けられており、その磁力でレールと密着させて脱線を防ぎつつ走行するようになっています。
Tゲージの動力は他の鉄道模型と同じように電力ですが、定格電圧が4.5Vと低く、電池やACアダプターの他にUSB端子からの給電によりコントローラーを介して列車を動かすます。列車は走るだけでなく前照灯も点灯します。