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鉄道模型は鑑賞が目的で生産されているので、利便性以外も重要な要素になります。それは鉄道が16世紀という古い時代から存在する事も原因です。この頃の鉄道は電力ではなく馬に引かせるやり方です。現代のように動力エネルギーを用いたものは、18世紀の蒸気機関が発祥になります。そしてレールもそれに合わせる形で変化して、列車の本体も動力エネルギーに電気を用いるようになったのです。
このように多くの変化を重ねて現代の鉄道は存在しています。しかし鑑賞目的である鉄道模型は、いつの時代でもその変化を全て模型にする事ができるのです。鉄道模型は利用目的ではない事が理由になります。そして現代において木製道床レールは失われつつありますが、鉄道模型は鑑賞目的なのでその流れに無関係です。だから木製道床レールも作られ続けています。このように鉄道模型は木製道床レールのような淘汰をされず、今後も技術発展で鉄道技術に変化があっても、鑑賞という目的で生き残る事ができるのです。